ピラミッドへ行ってきました!

みなさんこんにちは。
管理人のあびーです。

今回は、エジプトと言えば!!の場所に行ってまいりました。

はい、「ピラミッド△」ですね。

こちらがその動画になります。

私のような一般的な日本人の方が初めてピラミッドに観光にいらっしゃる場合には、以下の点にご注意ください。

1,ぼったくりとは仲良く共存しましょう!

エジプトの特に観光地では、観光客(特に外国からの)とみるやすぐさまいろいろな商売をされている方が寄ってきます。例えばピラミッドに行くときには、ギザ駅、駅からピラミッドまでの道中、ピラミッド周辺、ピラミッドのゲート内部まで、あらゆるところでガイドやお土産などを売ってきます。ピラミッドの巨大さの前にそのしつこさに驚愕するかもしれません(笑)。

もちろん、気に入ったサービスや商品であれば話を聞いても問題はないのですが、基本的に値段は(特にドルの場合には)一回り二回り増額されていると考えて間違いないでしょう。簡単に言えばぼったくりが多いということです。しかし、エジプトはそもそも物価が安いため、その額は日本から見れば決して高すぎるということはなく、初めは気づかないことも多いのです。

おすすめの対処法は、以下のいずれかになります。

①エジプトポンド(現地ではギニー(جنيه)と呼ばれます)または米ドルと日本円のレートを確認しておき、日本の感覚として問題がなければ、現地の物価などいちいち考慮せず、お互いに満足して過ごす(特に売り手は満面の笑みとなるでしょう(笑))。

②現地の相場にできるだけ近づけるように値段交渉を敢行する。(相場については動画をご覧ください) ただし、現地人でも相場ピッタリまで下げるのは困難なので、少しくらいいいかの精神で挑むと良いでしょう。その際は、サービスを受ける前に値段交渉を済ませるのが良いでしょう。また、先方はあまりいい顔はしないでしょうが、できるだけ現地通貨で交渉すると値切りやすくなります。なぜなら、ドルであれば多少高くてもそういうものだ感がある一方、現地通貨だと基準がかなり安いため、同じように値上げしようとすると流石にかなり無理をする感があるようです(笑)。

③向こうから近づいてくる場合には全て相手にしない。「シュクラン(あるいはラーシュクラン)」を連呼しつつ、できるだけ目も合わせずに離れる。(基本的に結構な距離ついて来られますが、そこは根気勝負です(笑))

2,道路には十二分にご注意を!

エジプトの道路は日本の道路に比べると、率直に言ってかなり危険です。主な理由としては以下の通りです。

・信号がない

・横断歩道がない

・歩道が少ない

・歩行者優先という概念がない

・車間距離は気にしない

・あおり運転は当たり前

・基本的にクラクションは鳴らしまくり

・シートベルトは誰もしない

・旧式のバスや乗合ワゴンなどはドアが閉まらない

・道路にくぼみやでっぱりが多い

・トゥクトゥクがたまに逆走する  などなど

慣れてきても、慎重すぎるくらいに左右の確認を行いましょう。

3,移動手段について

エジプトの主な移動手段は以下の通りです。

1,乗合ワゴン

トヨタのハイエースなど大型ワゴンで、通称は「アラビーヤعربية(アラビア語エジプト方言で車という意味(そのまま(笑)))」日本のトヨタ製が多いことから、別名「トヨタ」とも呼ばれます(笑)。現地人には最も使われている移動手段で、近距離から長距離まで様々な種類があります。古いものだと、ドアが閉まらないものもあります。なかなかエキサイティングです(笑)。基本的にシートベルトは使い物にならないか、そもそも存在しないことが多いです。あったとしても現地人は誰もつけませんが(事故も多いので、本来はもちろんつけるべきなのですが…)。値段的に最も安いのでお勧めですが、見た目ではほぼ区別できないため、運転手に行き先や値段を聞いたり、降りる際に「ここでお願いします。」と大き目の声で伝えないといけないため、とある程度現地人とのコミュニケーションができないと難しいかもしれません。それから、運賃は乗客づてに後ろから前の運転手まで手渡しされていく方式のため、前の方に座ると何度も後ろからお金が回って来ます。運賃は降りる場所によって少しずつ異なる(近ければ(数分))2ギニー(約14円)、遠くても(数十分)5ギニー(約35円)(市や県をまたぐような長距離の場合は桁が変わってきます))ので、後ろの乗客から運賃が回ってくる際には行先も伝えられますが、聞き取れなければ(現地である程度慣れ親しんだ地名でなければ大概聞き取れません(笑))何も言わずにお金だけ回せば大丈夫です。運転手から「これはどこ行き?」と言われますが、大概後ろの方から大きな声で伝えてくれる人がいますので(笑)。

2,バス

最も安いもの(5ギニー(約35円)いつも混み気味。ドアが閉まらない。ガソリンのにおいがキツい。全体的に古い。)から高めのもの(約100円。)まで様々ですが、基本一律料金なので、乗る際に係の人に人数×運賃を払えば、後は5分乗っても30分乗っても料金は変わらず、好きなところで降りれます。ただ、時刻表もバス停もほぼないので(笑)、1と同様、降りる際には運転手のところまで行って直接大き目の声で「ここで降ります。」と伝える必要があります。また、1と比べるとルートが比較的限られてくるので、都会を中心によく見かけるイメージです。

3,電車

県をまたぐような長距離移動用の列車と、カイロやギザなどの都会にはメトロと呼ばれる地下鉄があります(地下にない駅も多いのですが、メトロと呼ばれています(笑))。駅に着いたら、窓口で切符を買い、機械に通して出入りするシステムは基本的に日本と同じです。違いとしては、例えば入り口には空港にあるようなカバンや金属探知機ゲートなどがありますので、カバン等をお持ちの場合はそこを通しますが、係の人はあまり関心がなさそうです。。金属探知機もみんなビービーなっていますが誰も止めません(何であるの?(笑))。また、長距離移動用の列車についてはわかりませんが、少なくともメトロに関しては、時刻表がありません。ただし、時刻表がなくても問題ないくらい、頻繁に電車が来ます(5分~10分に1度くらい)。運賃は10駅(所要時間30分ほど)で大体10ギニー(約70円)くらいなので、他の交通手段に比べても決して高いことはありません。そして何と言っても電車の良い点としては、渋滞がないことでしょう。1や2は少なくない頻度で渋滞に巻き込まれ、徐々にイライラが乗客や運転手と共に、車間距離など関係なくクラクションの嵐と共に小刻みに動く車の中で酔いと闘いながら、本来30分で着くところが2時間かかるなどと言うことも起こります。時間的に心配な場合は電車はおすすめです。また、特急や普通など止まる駅の違いもなく(そういう意味では全て普通)、車両の種類も旧式のエアコンも稼動しないものから、最新式の韓国製の車両までいろいろありますが、現地の皆さんは乗れれば何でもいいという感じで、あまり気にしていません(笑)。

4,タクシー

外国人観光客がぼったくりを避けるという観点からすると、最も警戒すべきは、タクシーです。あまりお勧めではありませんが、タクシーの乗車が必要な場合には、できれば以下の点に留意してください。(1と同様、シートベルトは使い物にならないかそもそも存在しない場合が多いです。)

①乗車前に行先を伝えて、運転手が目的地を知っているかを確認する。

知らない場合も乗車は可能ですが、その場合は③を確認しましょう。)また、目的地が近すぎて、目的地を伝えた瞬間に何も言わずに立ち去られることもあります。(儲けが少ないからです(笑)) みんな知っているような地名でも断られるとしたら、大概それが理由です。状況は皆同じなため、何台も同じように連続で断れれる可能性もあります。

②行先を知っている場合、値段を聞きましょう。

値段を聞く場合、現地の言葉では「カム?(いくら?)またはビカム(いくら?)」です。その場では分からないという感じであれば、③を確認しましょう。「とりあえずいいから乗れよ。」というしぐさの人もいますが、あまり強引な印象の人は極力避けたいところです。

③メーターが動いているか確認する。

日本のタクシーではメーターによってお互い不信感を抱くことなく支払いが行われますが、エジプトではそのメーター自体が動いていない場合があります。その場合、故障している(と言う)場合と動かしていない人がいるので、できたら乗る前にメーターが動いているか確認する、または乗った後にメーターが動いていなければ、動かしてくれます?と確認する(故障していると言われればそれまでですが)ことがおすすめです。

ここまでタクシーの悪い点についていろいろ語ってきましたが、もちろん良い運転手もいます(残念ながら数は必ずしも多くはないですが)。たまにとても良い運転手に遭遇しますが、その時の感動はひとしおです(笑)。

5,ウーバーなどの配車サービス

日本ではまだそこまで主流ではない配車サービスですが、エジプトでは既に少し前から多くの利用者がいます。少なくともある程度の街中で呼べば、大概どこにいても数分で迎えに来てくれます。このサービスの良いポイントは、何と言っても料金に関するトラブルが少ないことでしょう。お互いに了承した料金スマホアプリで自動的に表示されるため、それに従っていれば意見の相違はほぼ起きず、さらに違反者には規約に沿った罰則(アプリ内での罰金や評価の低下等)もあるため、安心してサービスを受けられます。しかも、タクシーに比べると車内がきれいな場合が多いです。シートベルトもあることが多いです。上記でタクシーを使う場合は要注意と書きましたが、もしタクシーを使いたい場合には、極力ウーバーなどを利用することがおすすめです。

6,トゥクトゥク

これは日本にはないのでイメージが湧きづらいかもしれませんが、エジプトで普通の生活を営む場合には(観光地ではそこまで使う必要はないかもしれませんが)必須の交通手段となります。トゥクトゥクはインド製の乗り物で、インドが好きな方はご存じかもしれません。小さな3輪車両で、黄色と黒のコントラストが特徴です。ドアのない簡素な作りでそこまで速度は出ず、前輪が1つしかなく事故が起きやすいため大通りでの乗車が基本的には禁止されており(守っていない人もいますが(笑))、遠出はできないものの、小道では大活躍しています。大通りの目的地に近い部分では降りたけど、まだ目的地までは歩きだと少し遠いなという場合に使います。そもそもそういう場所にはトゥクトゥクたちが群がって客寄せをしているので、見つけるのは難しくありません。値段は5分~10分くらい乗って1人約3~5ギニー(約21円)です。タクシーと違って人数×運賃である点にご注意ください。また、タクシー程ではありませんが、トゥクトゥクでもたまにぼったくりに遭う時があります。値段の基準が低いためタクシーほどの損害は被りませんが、それでもぼったくりは避けたいという場合には、やはり乗る前に運転手に行先を伝えて値段を聞くようにしましょう。ちなみに、相当長距離を移動しなければ普通トゥクトゥクで一人15ギニー以上と言うことはまずあり得ません。何度も言いますが、普通は3~5ギニーです。乗車人数は詰めれば3人、前の運転席の隙間に座れば(運転手がほぼ男性なので、男性限定)4人まで乗れます。さらに攻めて5人以上乗る猛者の家族などもたまに見かけますが(笑)。ただ、シーベルトなどもちろんなく、ドアもないため、最初は少しディズニーのアドベンチャー感を感じれると思います。また、エジプトの小道はまだまだ舗装されていない道も多いので、凸凹ガタガタがすごい時があります。その際には特に事情に注意です。私は揺れた時に屋根の骨組み部分によく頭をぶつけます。

(上の動画では語れない実話、際どい話・より深い考察に関しては、アラビア語学習用メルマガ(月/499円)で配信しております。もしご興味のある方はどうぞ。)